古代人は結びで所有権の表示や目印・合図として使っていました。
王朝貴族達は、硯箱や鏡などの調度品にはすべて美しい房と花結びで彩られました。
貴族の女性達の一般教養として、和歌、文章、習字、絵画、音楽と並ぶ必須のものでした。
武家社会になると鎧や兜に総角結びや大総角が結ばれました。
さらに、能や狂言、いけばな、香、茶の湯の隆盛と相互して実用と装飾を兼ねた多種多様な結びが考案されました。
一本の紐が作りあげる四季折々の花結びには、こうした日本の伝統が息づいています。
仕服結び
現代の結び
十二支やブローチ、アクセサリー、ブレスレット、イヤリング、ネックレス、額飾り、壁掛、バッグ、ベルトなど、現代の結びをご紹介いたします。